いいこちゃんじゃない!



しっかりと勉強道具の入ったバッグを持って家を出ようとすると、





「結依?どこ行くの?」





お母さんの声がする。






ビクッと体が反応してしまったから変に思われたかな…





「どこって、友達の家…」






「…ふーん。ちゃんと勉強しなさいよ」





「うん、じゃ、行ってきます」






早くこの場から去りたくて、家を出た。









変に思われてないよね?








大丈夫なはず…!







少し心配になりながらも私は歩き出した。




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