いいこちゃんじゃない!





仁の家から帰ったあと、綾に電話をした。






「どうだった?」





わくわくとしている綾とは逆に、私の心は妙に落ち着いている。






「楽しかったよ」





「楽しかったって、なに?」





「え、一緒にいれて」





「…」





しばし、無言の綾。







あれ?何か気に障るようなこと言ったかな?






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