いいこちゃんじゃない!
「な、なんて純粋なの!」
「え?!」
「一緒にいれて楽しいなんてすぐに素直に出てくるなんて…いいねぇ全く!」
「そうかな?」
でも、本当に楽しかった。
というか、幸せだった。
あのあと、私達は真面目にも勉強をしたり、
お茶を飲んでお菓子を食べたり、テレビを見たりして
まったりと過ごした。
「やっぱ結依には、そういうのが似合うよ。ごめんね、なんか変なこと言って」
「ううん、そんなことないよ」
「なんか不安だったみたいだけど、もう平気だね!
結依は結依らしくいればいいんだよ。
そのままの結依のことが仁くんは好きなんだもんね!」
綾の言葉が心にしみる。
「ありがとう…!」