夢の夢のそのまた夢
「そう…だね。ま、そういう運命なんじゃない?」

私は少し笑ってみせた。

「なんやねん、それが幼馴染に言う言葉かぁ?」

そう言って軽く私の頭を小突いた。

「あははごめん……じゃあ、そろそろ戻るから」

そう言って私は教室に向かって歩き始めた。

「由香」

後ろから啓太が私を呼ぶ声が聞こえた。

私は聞こえていない振りをした。

何でかな。振り返ったら何かが変わってしまうような気がしたの…。
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