シークレットプリンセス〜白井ライト編〜
「修二だから
余計に怖いよな。
位置情報とか調べられて…。
うわぁ。」
敬太さんが
ふるいだす。
「修二はそんなことしません!」
「もし
そうなったら俺がハッカーして
修二の個人情報バラしてやる!」
「いや。
隆弘さん。
修二さんもハッカーだからやり返されるよ。」
修二がハッカー…。
なんか
知らないことだらけだ…。
「…。
ショック?」
白井さんが話しかけてくる。
「まぁ…。
修二がハッカーだなんて…。
まさか…。」
「人は年月が経てば変わる。
俺も。
修二も。
君も…。」
「え…。」
そう言って私を見た瞳は
悲しく光っているように見えた。