シークレットプリンセス〜白井ライト編〜








「…。」






私は
芦川さんを睨みながらオレンジジュースを飲み干す。






「俺を睨むなんて
面白いオンナだ。」






芦川さんさ
フンっと鼻で笑う。






「あれ?
ライトは違うVIPルームに行ったのかな?」






数十分後。
修二は
キョロキョロして白井さんを探す。






「ライトのことなんだから
あの読者モデルと一緒なんじゃない?
ゆめちゃんも俺と一緒に
違うVIPルームへ…。」







隆弘さんが
肩に手をおく。
隆弘さんからは
お酒の匂いが。






「酔いすぎです。」





テーブルを見ると
シャンパンやらワインやらのボトルが散乱している。






「隆弘。
酒癖悪すぎだ。」






修二が
隆弘さんの手を払いのけてくれる。







「ありがとう。
あっ。
御手洗い行ってきていい?」





「御手洗いなら
真っ直ぐに行って右。」






龍牙さんが
教えてくれる。
私はVIPルームを後にしトイレに行った。








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