シークレットプリンセス〜白井ライト編〜








対談終了後。
この後
写真撮影があるので休憩に入った。







「みう。
お腹減ったからカツサンド食べたい。」







スマホを触りながら
荒川さんのマネージャーに言う。







「あっ。
雑賀亭のカツサンドね。」






「雑賀亭って
ここから1時かかるのよ…!
みんな忙しい「食べたいって言ってるのわかんないの?」






スタッフさんたちも騒ぎ出す。
白井さんは
そんな中ロケ弁を黙々食べている。
修二は
それを見て呆れている。








「ちょっとあなた暇そうよね。」







荒川さんが歩いてきて
私の前で止まる。








「買ってきてよ。
雑賀亭のカツサンド。
ここなら往復二時間で行けるから撮影が終わるまで帰ってこれるわよ?」








ニコリと
怪しい笑みを浮かべて言う。
でも
私が買いに行かなきゃ雰囲気悪くなるし…。










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