シークレットプリンセス〜白井ライト編〜
「どうしてここに…。」
カツカツと
ヒールを鳴らしながらこちらに近づいてくる。
「ねぇ…。
ライトはあなたと遊びなの。
分かってくれる?
ライトがあんたみたいなブスのこと…。
好きになるわけないでしょ?」
「なっ…!」
「ライトのどんな弱味握ったの?
テレビであんなこと言わして…。
教えて?」
荒川さんは
口角を上げて私から携帯を取り電源を切る。
「確かに私はブサイクよ!
でもね。
荒川さんみたいに性格ブスじゃない…!」
「なんですって?!」
荒川さんは
私に手を振りあげる。
「はい。
ストップ。」