シークレットプリンセス〜白井ライト編〜








「どうしてここに…。」






カツカツと
ヒールを鳴らしながらこちらに近づいてくる。






「ねぇ…。
ライトはあなたと遊びなの。
分かってくれる?
ライトがあんたみたいなブスのこと…。
好きになるわけないでしょ?」






「なっ…!」






「ライトのどんな弱味握ったの?
テレビであんなこと言わして…。
教えて?」





荒川さんは
口角を上げて私から携帯を取り電源を切る。







「確かに私はブサイクよ!
でもね。
荒川さんみたいに性格ブスじゃない…!」







「なんですって?!」






荒川さんは
私に手を振りあげる。








「はい。
ストップ。」








< 82 / 95 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop