結婚に愛はあるのか?
「わかったんなら、出かけるぞ」

「・・・え、どこに?」


「ついてくればいい」

「・・・」

一体どこに出かけるのか?

・‥って言うか、なんだかスッゴク俺様な態度なんですけど?

身支度を済ませるころには、陽介はもう終わって、

ソファーに座って、テレビを見ていた。


「出来たか?」

「う、うん」


「よし、行くぞ」

そう言った陽介は、私の手を取ると、部屋を出て車へ。

…こうしていると、なんだかカレカノになったよう。


「…どこ、行くの?」

「とりあえず、着替えさせて」

「あ。うん、そうだね」

…なぜか、陽介の言葉に、何の疑いもなく従う自分がいて、

どうしてそうなってしまうのか、自分でも、よくわからない。


…陽介の家に着くと、2人で家の中へ。

結構な高級マンションに住んでいる陽介。

部屋の中も、センスが良く、ちょっと、見直した。

…顔だけじゃない、仕事なんかも、ちゃんとしてる人なんだって。
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