結婚に愛はあるのか?
「…迎えに行く」

「・・・」

陽介は、極度のヤキモチ妬きなのね。

そう思うと、ちょっと可笑しくなった。

見た目はクールな、寛大そうな人なのに、

実は、ただ口下手の、ヤキモチ妬きなんだと思うと。


「じゃあ、陽介も、女の子とそういう事しないでね」

笑うのを必死の堪えながら、同じことを陽介に言う。


「当たり前だ」

そう言ったかと思うと、私の顎を持ち上げ、

唇を奪われた。

・・・ここ、マンションの駐車場なんですけど。


「人に・・見ら・・れる」

何とかそう口にした。


「見せつけてやればいい」

そう言ったかと思うと、そのキスは深くなった。


・・・その後は、私の部屋で。

・・・二度目のそれは、私を更に、気持ちよくした。


…なぜ、陽介とのそれは、何も考えられなくなるほど、

気持ちよくなるんだろう。
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