結婚に愛はあるのか?
「最初はまず、…オレと愛は、

出会ったその日から付き合い出した・・・」


「「え?!」」

出会ったその日。と言う言葉に、かなり驚いてる二人。

オレは咳払いを一つして、話しを続けた。



「…オレは、本気で愛が好きだよ。

愛は、オレの事をどう思ってるか知らないけど」


「ねぇ、陽介君。一つ質問なんだけど、

愛、指輪してるのって、陽介君がしてる指輪と同じものだよね?」

美樹の言葉に頷いた。


「やっぱり、・・・愛、私には言ってくれなかったから。

親友だと思ってたのに、ちょっと寂しいな」

そう言ってシュンとした美樹の頭を、奏は優しく撫でていた。


「急に出会ったその日に付き合い出したなんて、

愛ちゃんもいいに聞かったんだろ」


「・・・そうかもしれないな。

・・・ここからが本題なんだけど」


オレの神妙な面持ちに、2人は息を呑んだ。


「愛のお腹の中に、・・・その、赤ちゃんが出来た」

「「?!」」

やはり、めちゃくちゃ驚いた二人。

当たり前の反応なんだが。ここまで驚かれると、

その後の言葉が続かない。
< 43 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop