ど ん な 君 で も 、
送信
「[和也くん]
本当に?
わたしと和也くんは、好みが
似てるんだなぁ♡
嬉しいよ、結構。笑
それはそうだね!笑
どんなに頑張ってもわたしの頭じゃ、
和也くんには、勝てないよ。笑
そうかなぁー。
あんまりぴゅあって言われたことないから、
嬉しいような、嬉しくないような。笑
うん。
男の子には、まったく興味がなかった。
可愛くないし、告白もされたことなかったよ。
今日まで。笑


もちろん、オフコース!
うふふ、大嫌いな英語使ってみたよー笑
わたしも、和也くんのことが好き。
初恋の相手。」

なんていう大胆なメールを送ってしまった。

だんだんフリップ入力にも慣れてきた。
これは、和也くんのおかげかな。笑

メールの返事が遅かったのは、
わたしのことを嫌いになったわけじゃなくて、
告白の文章を何回も書いていたってことなのかな。
可愛いな。
うふふ♡


♪~

受信
「[和也くん]
似てるん?
嬉しいわ笑
結構ってなんやねん!笑
嬉しいよ だけで終わらせたらいいやんか笑
一言多いねん一言。笑
うん。
無理無理。笑
頑張って、理子をかしこくさせようではないか。
俺の辞書に不可能という文字はない←
いや、俺、理子ほど
ピュアな女の子みたことないで?

オフコースって・・・笑
中学一年生で習うやつやんか。笑

ありがとう。
嬉しいな。初恋の相手とか言ってもらえて。
めっちゃ好きやで」


和也くんから送られてきたメールには、
俺も理子が初恋の相手
みたいなことはどこにも書いていなくて、
少しだけ期待した自分、ばかみたい。
それと同時に、
和也くんは、いけめんだし、
女の子と付き合うことに慣れているんだ
という切ない気持ちを抱いた。
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