極上ショコラ【短】
「龍司さん」
あたしの唇にキスを落とそうとしていた篠原を制するように呼べば、彼の動きがピタリと止まった。
ぶっきらぼうで、やっぱり可愛いげなんて欠片も無いけど…
「愛してる」
篠原を真っ直ぐ見つめながら自分に与えられたばかりの言葉を紡ぎ、自分から彼の唇を奪った。
あたしにしては大胆な言動にどうやら驚いたらしい篠原は、それを表情に出して制止したままあたしを見つめている。
「雛子、今……」
珍しくポカンとしている彼が何だか可愛くて、もう一度そっと唇を奪った。
ただ唇を重ねるだけのキスなのに、心が幸せで満たされていく。
あたしの唇にキスを落とそうとしていた篠原を制するように呼べば、彼の動きがピタリと止まった。
ぶっきらぼうで、やっぱり可愛いげなんて欠片も無いけど…
「愛してる」
篠原を真っ直ぐ見つめながら自分に与えられたばかりの言葉を紡ぎ、自分から彼の唇を奪った。
あたしにしては大胆な言動にどうやら驚いたらしい篠原は、それを表情に出して制止したままあたしを見つめている。
「雛子、今……」
珍しくポカンとしている彼が何だか可愛くて、もう一度そっと唇を奪った。
ただ唇を重ねるだけのキスなのに、心が幸せで満たされていく。