祈りのいらない世界で〜幼なじみの5人〜【実話】
暫くすると、前座のバンドの演奏が終わりライブハウスの中は歓声に包まれる。
「わっ!ケンのバンドだよ。早く前に行かないと」
キヨはカンナとカゼの手を引っ張り、ステージの前に駆け寄った。
盛大な歓声と黄色い声が飛ぶとステージにケンとバンドメンバーが現れ、定位置にスタンバイする。
「キャー!ケン―!!」
キヨ達の後ろにいる女の子達がケンに向かって声援を送ると、キヨは顔を膨らませた。
「何妬いてるのよ」
カンナは膨れているキヨの頬を笑いながら突っついた。
「………大丈夫。ケンはキヨしか見てないから」
会場が静まると、ドラム担当のメンバーがバチを鳴らし演奏が始まる。
ボーカルであるケンはマイクを握ると、弾みながら爆音に合わせて歌い始める。
メイクをしてステージに立つケンにキヨは胸をときめかしていた。
キヨがケンを見つめているとケンはキヨにウィンクを飛ばす。
「あらら。お熱い事で」
「やめてよ!私とケンはまだそういう関係じゃないし」
まだ正式に付き合っているわけではないキヨとケン。
しかしキヨがケンに惹かれつつあるのは事実。
「わっ!ケンのバンドだよ。早く前に行かないと」
キヨはカンナとカゼの手を引っ張り、ステージの前に駆け寄った。
盛大な歓声と黄色い声が飛ぶとステージにケンとバンドメンバーが現れ、定位置にスタンバイする。
「キャー!ケン―!!」
キヨ達の後ろにいる女の子達がケンに向かって声援を送ると、キヨは顔を膨らませた。
「何妬いてるのよ」
カンナは膨れているキヨの頬を笑いながら突っついた。
「………大丈夫。ケンはキヨしか見てないから」
会場が静まると、ドラム担当のメンバーがバチを鳴らし演奏が始まる。
ボーカルであるケンはマイクを握ると、弾みながら爆音に合わせて歌い始める。
メイクをしてステージに立つケンにキヨは胸をときめかしていた。
キヨがケンを見つめているとケンはキヨにウィンクを飛ばす。
「あらら。お熱い事で」
「やめてよ!私とケンはまだそういう関係じゃないし」
まだ正式に付き合っているわけではないキヨとケン。
しかしキヨがケンに惹かれつつあるのは事実。