祈りのいらない世界で〜幼なじみの5人〜【実話】
「お前は男って生き物を知らな過ぎる。男は女なら誰とでも出来るんだよ。カゼはモテるからな、体だけの女が何人かいたんだよ。男は一度あの快感を覚えたらもうダメだ。
…お前も気をつけろよ。あんま人懐っこいと変な男に引っ掛かるぞ」
「イノリがそばにいるから大丈夫だもん」
「……いつまでも…いれるわけじゃないだろ。……これからは」
イノリの言葉を聞いたキヨは、胸がえぐられるような気持ちになった。
イノリは私と同じ進路を歩みたいとは望んでない。
イノリは私と別々の道でもいいと思っている。
キヨはそう思うと涙が込みあげてきた。
「は?何で泣いてんだよ!?…そんなにカゼが童貞じゃないのが嫌なのか!?」
キヨは首を振る。
離れて行かないでって言いたい。
私を置いていかないでって…
イノリが困るくらい
泣いて
泣いて
泣いて引き止めたいよ。
でもそんな資格、私にはない。
キヨは涙を拭い、話題を変えた。
「…っ…イノリはどうなのよっ。カゼと同じように…彼女でもない人としたの?」
キヨの質問に、イノリはピクッと反応する。
…お前も気をつけろよ。あんま人懐っこいと変な男に引っ掛かるぞ」
「イノリがそばにいるから大丈夫だもん」
「……いつまでも…いれるわけじゃないだろ。……これからは」
イノリの言葉を聞いたキヨは、胸がえぐられるような気持ちになった。
イノリは私と同じ進路を歩みたいとは望んでない。
イノリは私と別々の道でもいいと思っている。
キヨはそう思うと涙が込みあげてきた。
「は?何で泣いてんだよ!?…そんなにカゼが童貞じゃないのが嫌なのか!?」
キヨは首を振る。
離れて行かないでって言いたい。
私を置いていかないでって…
イノリが困るくらい
泣いて
泣いて
泣いて引き止めたいよ。
でもそんな資格、私にはない。
キヨは涙を拭い、話題を変えた。
「…っ…イノリはどうなのよっ。カゼと同じように…彼女でもない人としたの?」
キヨの質問に、イノリはピクッと反応する。