祈りのいらない世界で〜幼なじみの5人〜【実話】
「ねぇねぇイノリってモテたんだね!意外!!何で付き合わないの?」
キヨはイノリの横を小走りで歩く。
背の高いイノリの一歩はキヨにとっては三歩なのだ。
「俺が誰かと付き合ったら、どっかの誰かさんが泣くだろ。そんなの目に見えた事だ」
「…え?それ私の事!?」
「お前以外誰がいるんだよ!!」
2人が教室の前の廊下に戻ると、カンナとケンがロッカーの上に座っていた。
「カゼは?」
「何かね、女の子達の間でネクタイ貰う子が勝手に決まってらしくて。でも私とキヨにくれたでしょ?だからお詫びにサッカーのスパイクあげるって部室行ったのよ」
「うげっ!!スパイクとか足の臭いするじゃん」
「好きな子には嬉しいのよ、きっと」
キヨとイノリもロッカーの上へと登ると、キヨはイノリの足の間に座る。
「そういえばカゼ、教科書とかストラップとか色んな物めちゃめちゃパクられてたもんね。モテるのも大変なんだな」
「俺もよく後輩とかにカゼとのプリクラくれ〜って言われたよ。カゼは一緒に写真撮ってってお願いしても撮ってくれないらしいからね」
「苦手なのよ。カゼは写真が」
「私達とは撮るのにね。何でなんだろう?恥ずかしいのかな」
「………撮る意味がないからだよ」
4人がカゼについて話しているとカゼが戻ってきた。
キヨはイノリの横を小走りで歩く。
背の高いイノリの一歩はキヨにとっては三歩なのだ。
「俺が誰かと付き合ったら、どっかの誰かさんが泣くだろ。そんなの目に見えた事だ」
「…え?それ私の事!?」
「お前以外誰がいるんだよ!!」
2人が教室の前の廊下に戻ると、カンナとケンがロッカーの上に座っていた。
「カゼは?」
「何かね、女の子達の間でネクタイ貰う子が勝手に決まってらしくて。でも私とキヨにくれたでしょ?だからお詫びにサッカーのスパイクあげるって部室行ったのよ」
「うげっ!!スパイクとか足の臭いするじゃん」
「好きな子には嬉しいのよ、きっと」
キヨとイノリもロッカーの上へと登ると、キヨはイノリの足の間に座る。
「そういえばカゼ、教科書とかストラップとか色んな物めちゃめちゃパクられてたもんね。モテるのも大変なんだな」
「俺もよく後輩とかにカゼとのプリクラくれ〜って言われたよ。カゼは一緒に写真撮ってってお願いしても撮ってくれないらしいからね」
「苦手なのよ。カゼは写真が」
「私達とは撮るのにね。何でなんだろう?恥ずかしいのかな」
「………撮る意味がないからだよ」
4人がカゼについて話しているとカゼが戻ってきた。