祈りのいらない世界で〜幼なじみの5人〜【実話】
「カゼのお兄さんいるでしょ。その話」
「……?お兄さんの話で何でカゼが怒るの?」
「キヨも知ってるでしょ?カゼとお兄さんがお互いの事を嫌ってること」
「それは何となくなら知ってるけど…。でも、なんでカンナに怒るの?」
キヨの問いに、カンナは悲しそうに笑った。
「大嫌いなお兄さんのことを、私なんかに突かれて嫌だったのよ」
「カンナに怒るほど嫌い合ってるんだね」
「2人は顔も性格もそっくりだから、自分を見ているみたいで嫌なんだと思う。自分では気付かない欠点がわかるから」
「カンナは本当によくカゼの事見てるんだね。私そんな事全く気付かなかったよ」
「好きな人だもの。そりゃ見るわよ。だから私も知らないイノリの一面をキヨは知ってるんじゃない?」
「全然!イノリは何考えてるのか全くわからないよ」
キヨは勢いよく首を横に振る。
カンナとキヨは恋バナに話を膨らませながら夕食を作っていた。
「……?お兄さんの話で何でカゼが怒るの?」
「キヨも知ってるでしょ?カゼとお兄さんがお互いの事を嫌ってること」
「それは何となくなら知ってるけど…。でも、なんでカンナに怒るの?」
キヨの問いに、カンナは悲しそうに笑った。
「大嫌いなお兄さんのことを、私なんかに突かれて嫌だったのよ」
「カンナに怒るほど嫌い合ってるんだね」
「2人は顔も性格もそっくりだから、自分を見ているみたいで嫌なんだと思う。自分では気付かない欠点がわかるから」
「カンナは本当によくカゼの事見てるんだね。私そんな事全く気付かなかったよ」
「好きな人だもの。そりゃ見るわよ。だから私も知らないイノリの一面をキヨは知ってるんじゃない?」
「全然!イノリは何考えてるのか全くわからないよ」
キヨは勢いよく首を横に振る。
カンナとキヨは恋バナに話を膨らませながら夕食を作っていた。