祈りのいらない世界で〜幼なじみの5人〜【実話】
キヨがカンナと話していると、仕事から帰ってきたイノリがリビングにやって来た。
「おかえり、イノリ」
「おう。キヨ、行くぞ!」
「は?今から!?もう夜だよ?どこ行くの」
キヨの質問に答える事なくイノリはキヨの手を引っ張り、車に乗せた。
2人の車が発進すると同時にバンド練習を終えたケンが帰ってきた。
「あれ?どこ行ったのキヨとイノリ」
「多分地元よ。やっとイノリ、決心したのね」
「え?決心って何?」
「さぁ、何でしょうね。…帰ってきたらわかるわよ」
カンナはケンに微笑むと、ケンと共に家の中に入っていった。
その頃、車に揺られているキヨとイノリ。
車内には優しいラブソングが流れている。
「高速まで乗ってどこ行くのよ?私、明日朝から仕事なんだけど」
「休め」
「そんな簡単に休めるわけないでしょ!?まだ新入社員なんだから。クビになったらどうするのよ」
「じゃあ辞めろ。クビになったってお前くらい俺が養ってやるよ」
イノリの言葉にキヨは顔を赤く染めた。
でも期待はしない。
イノリは優しい言葉を言った後、必ず期待を裏切るから…。
キヨはイノリの言動が少しトラウマになってしまっていた。
「おかえり、イノリ」
「おう。キヨ、行くぞ!」
「は?今から!?もう夜だよ?どこ行くの」
キヨの質問に答える事なくイノリはキヨの手を引っ張り、車に乗せた。
2人の車が発進すると同時にバンド練習を終えたケンが帰ってきた。
「あれ?どこ行ったのキヨとイノリ」
「多分地元よ。やっとイノリ、決心したのね」
「え?決心って何?」
「さぁ、何でしょうね。…帰ってきたらわかるわよ」
カンナはケンに微笑むと、ケンと共に家の中に入っていった。
その頃、車に揺られているキヨとイノリ。
車内には優しいラブソングが流れている。
「高速まで乗ってどこ行くのよ?私、明日朝から仕事なんだけど」
「休め」
「そんな簡単に休めるわけないでしょ!?まだ新入社員なんだから。クビになったらどうするのよ」
「じゃあ辞めろ。クビになったってお前くらい俺が養ってやるよ」
イノリの言葉にキヨは顔を赤く染めた。
でも期待はしない。
イノリは優しい言葉を言った後、必ず期待を裏切るから…。
キヨはイノリの言動が少しトラウマになってしまっていた。