そのうち削除
去年のクリスマスに玉砕覚悟で告白して、まさかのOKをもらい……付き合いはじめた。
付き合って5ヵ月。
もうすぐ半年になる。
私がお仕事が忙しいってこともあり、なかなかふたりで会うこともできないけれど、それなりに充実してる。
しばらく経っても痛い鼻を手でさすりながら視線だけを上げて彼を見たら。
「で?」
「はい?」
「……はいじゃねーだろ」
突然の会話スタート。
彼の発言の意味がわからず、思わず疑問形で返してしまった。
いやいや、わかんないから高瀬くん。
そんな『わかんねえなんてバカじゃねーの?』みたいな顔しないで!
私は今とても怪訝な顔していると思う。
会話の中で言葉が少ない方である彼は、話が見えない時がたまにあるので。
『で?』ってさ、私からの話を待ってるってこと?
ということは……鼻を摘ままれる前に話そうとしたことを喋れと?
私から話し始めるのを待っている様子の彼はキッチンに軽く腰を預けて、長い足をクロスさせる。
その姿さえ、雑誌の撮影にでも通用するよ。
何でもないポーズさえ様になるのは、アイドルの私には羨ましい。
「あのですね……」
いざ喋るとなると、なんだか今でも信じられないけど。
付き合って5ヵ月。
もうすぐ半年になる。
私がお仕事が忙しいってこともあり、なかなかふたりで会うこともできないけれど、それなりに充実してる。
しばらく経っても痛い鼻を手でさすりながら視線だけを上げて彼を見たら。
「で?」
「はい?」
「……はいじゃねーだろ」
突然の会話スタート。
彼の発言の意味がわからず、思わず疑問形で返してしまった。
いやいや、わかんないから高瀬くん。
そんな『わかんねえなんてバカじゃねーの?』みたいな顔しないで!
私は今とても怪訝な顔していると思う。
会話の中で言葉が少ない方である彼は、話が見えない時がたまにあるので。
『で?』ってさ、私からの話を待ってるってこと?
ということは……鼻を摘ままれる前に話そうとしたことを喋れと?
私から話し始めるのを待っている様子の彼はキッチンに軽く腰を預けて、長い足をクロスさせる。
その姿さえ、雑誌の撮影にでも通用するよ。
何でもないポーズさえ様になるのは、アイドルの私には羨ましい。
「あのですね……」
いざ喋るとなると、なんだか今でも信じられないけど。