私達は机の落書きから始まった。
 
 
「ねぇ、今日暇?」
 
 
昼休み、前に座っていた優里が顔を輝かせて聞いてきた。
 
 
今日?
 
 
「暇だけど。」
 
 
「あのさ、買い物に付き合って?」
 
 
この前 付き合ってくれたし、もちろん
 
 
「いいよ。」
 
 
 
裕哉先輩にクリスマスプレゼントを買いたいんだって。
 
 
そういえば、もうすぐクリスマスだっけ…
 
 
去年は、私も猛にプレゼント買ってたな。
 
 
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