私達は机の落書きから始まった。
 
 
優里も無事に買い終わった。
 
 
「裕哉先輩喜んでくれるといいね。」
 
 
「まぁね。
菜々も何か買ったの?」
 
 
「…うん。」
 
 
「相手…喜んでくれるといいね。」
 
 
そう言って 笑ってくれた。
 
 
詳しく聞かないでくれるのは、優里の優しさだ。
 
 
そんな優しさに触れて、嬉しくなった。
 
 
 
 
鞄の中にそっと閉まった青いプレゼント。
 
 
クリスマス…渡せるといいな……
 
 
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