私達は机の落書きから始まった。
 
 
逃げ出すように屋上を飛び出した後、私は走って家に帰った。
 
 
鏡を見ると、やっぱり酷い顔で…
 
 
制服のまま、ベッドに倒れこんだ。
 
 
 
 
神様、
 
 
今日だけ…
 
 
今日だけは、もう少しだけ泣いてもいいですか?
 
 
 
声をあげて泣いていた。
 
 
まるで子どものように…
 
 
今日くらいは許してくれるだろう…
 
 
 
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