私達は机の落書きから始まった。
大学生になって、半年が過ぎた。
何も変わらない日常。
右耳には、あのピアスが……
遼平は私の耳に小さな穴を開けた。
けど、もっと大きい穴もあけたんだ。
心に、おっきな穴を。
何をしても埋まる事はなくて…
埋める為に誰かと付き合おうと思った。
誰かを好きになろうと努力した。
でも、努力して人を好きになれるものじゃなくて……
やっぱり私の心が埋まることはない。
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