私達は机の落書きから始まった。
 
 
でもね、時々 本当に辛い時は、来てしまうんだ。
 
 
遼平と初めてのデートで連れてってもらった海へ。
 
 
デートと呼べるのかわからないけど…
 
 
海の音が私を落ち着かせてくれた。
 
 
この潮風が私を包んでくれた。
 
 
 
 
ねぇ、遼平。
 
 
今、幸せですか?
 
 
遼平が幸せなら、私も幸せだって思えるようになるまで、もう少しだけかかりそうです。
 
 
出来れば、私の幸せに、遼平の幸せがあってほしかった……
 
 
 
 
…なんて、馬鹿だよね。
 
 

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