私達は机の落書きから始まった。

 
 
遼平と過ごした時間は
決して長くはなかった。
 
 
 
短い時間だったかもしれないけど、
私には一番意味のある時間だった。
 
 
 
過去は色褪せて、時間は進んでいく。
 
 
 
でもね、私はあの時のまま…
 
 
 
時間が止まってる。
 
 
 
私がそう願っていたから…
 
 
 
でも、いつかは…
 
 
 
いつかは、遼平との あの時間も進んで、
同じように色褪せていくのかな?
 
 
 
< 222 / 400 >

この作品をシェア

pagetop