私達は机の落書きから始まった。
 
 
「おはよ」
 
 
広い教室に座っていると、優里が横に座った。
 
 
「…はよぉ~」
 
 
完全に二日酔いになっていた。
 
 
頭がガンガンするどころではない。
 
 
「完全にグロッキーですな…」
 
 
あんな無茶な飲み方するから。と、呆れたように笑う。
 
 
自業自得です。
 
 
机に項垂れていると、後ろから
 
 
「おはよぉ~」
 
 
あまり聞きたくない声が聞こえた。
 
 
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