私達は机の落書きから始まった。
 
 
友美は、昨日の事はなかったかのように、いつも通りだ。
 
 
私は、少し警戒しながら過ごした。
 
 
あんな事があったのに……
 
 
「菜々ちゃん、ショートの方が似合う~」
 
 
と、褒めてきた。
 
 
いや、褒めたわけでもないかもしれない。
 
 
やっぱり、私は怖いんだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
移動中。
 
 
後ろから手を掴まれて、近くの教室に連れ込まれた。
 
 
誰だか分かってる。
 
 
この甘い香り……
 
 
 
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