私達は机の落書きから始まった。
予想していた通り、友美は遼平達の席に入っていった。
隣だけあって、会話は丸聞こえ。
「遼平君って、本当かっこ良い!」
「遼平君みたいな彼氏欲しいなぁ。」
明らかにアピールしてるような言葉。
当の遼平は、笑ってるだけ?
まんざらでもないのかな?
やっぱり…友美みたいな可愛い子には勝てないのかな?
考えると、マイナス思考になってしまう。
頭をブンブンと振って、マイナス思考を払い除ける。