私達は机の落書きから始まった。
私がしょんぼりしているのに気付いた彰が、私の頭に手を乗せた。
何も言わないけど、慰めてくれてるんだと思う。
「あー!見て‼
彰君と菜々ちゃんって本当に仲良いよね。
お似合いだと思わない?」
友美が大きい声で私達を指差した。
え?
友美の方を見ると、遼平と目が合った。
「あの2人付き合っちゃえばいいのにねぇ~」
友美の言葉で、遼平が立ち上がった。
そのまま、私達の方に来る。