私達は机の落書きから始まった。
泣くな、泣くな、泣くな。
ただ、話してただけ。
しかも、あんなに人がいるところで。
本当に用事があるだけかもしれない。
でも、もし違ったら?
あんなに舞ちゃんが好きだったのに、簡単に終わることができるのかな?
もし、遼平が好きなら、私はどうしたらいい?
よかったね。なんて、言ってあげられる程、大人でもない。
やだよ。
やだ…
って、馬鹿みたい。
こんな事考えてても意味ないのに。
ちゃんと向き合わなきゃ。
逃げてたら、駄目だって分かってる。
ただ、怖いの。
また、遼平が離れていきそうで……
「私って……本当……馬鹿みたい。」