私達は机の落書きから始まった。
しばらくして、彰とサークルの打ち合わせ場所に向かった。
その場所に、遼平がいた。
遼平は 私に気付くと、いつもと変わらない笑顔で手を振った。
私も小さく手を振り返す。
すると、私の隣にいた彰が遼平の前に行った。
慌てて追い掛けたけど、
「…ちょっと 来て」
間に合わなかった。
「あ、彰……いいよ。」
「良くない。
あんただって、このままでいいわけないって分かってんだろ?」
痛いとこをつかれた。
分かってる。
このままじゃダメだって…