私達は机の落書きから始まった。
 
 
しばらくして、彰とサークルの打ち合わせ場所に向かった。
 
 
その場所に、遼平がいた。
 
 
遼平は 私に気付くと、いつもと変わらない笑顔で手を振った。
 
 
私も小さく手を振り返す。
 
 
すると、私の隣にいた彰が遼平の前に行った。
 
 
慌てて追い掛けたけど、
 
 
「…ちょっと 来て」
 
 
間に合わなかった。
 
 
「あ、彰……いいよ。」
 
 
「良くない。
 
あんただって、このままでいいわけないって分かってんだろ?」
 
 
痛いとこをつかれた。
 
 
分かってる。
 
 
このままじゃダメだって…
 
 
< 390 / 400 >

この作品をシェア

pagetop