私達は机の落書きから始まった。
 
 
理不尽な事を言われたはずなのに、
 
 
ドキッとしたのは、気のせい。
 
 
だって、冷静になって聞けば、理不尽だ。
 
 
 
 
遼平の理不尽な言葉を聞いて、拓也は再び唖然としていた。
 
 
そのまま 教室から出て、遼平に手を引かれて、着いた先は…
 
 
屋上だった。
 
 
 
 
さっきまで恐怖心でいっぱいだったのに、遼平の顔を見た瞬間から、少しずつなくなっていった。
 
 
「…遼平。
 
ありがと…」
 
 
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