私達は机の落書きから始まった。
 
 
あのまま遼平が来なかったら…
そう考えると、怖い。
 
 
どれだけ遼平に救われたか…
 
 
でも、
 
 
「なんで、あそこにいたの?」
 
 
遼平の教室は階が違うし、あの時間はいつも屋上にいる。
 
 
だから、私の教室にいるわけないのに。
 
 
「いつも来てる時間に、なかなか来なかったから探しに行った。」
 
 
息を切らせるほど?
 
 
探しに来てくれたの?
 
 
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