ゴリラにチョコ渡しました。【短編】


――――







英語の時間……





先生は呪文を唱えているけど、そんなのまったく頭に入らず。




ただただ、私は隣が気になってしょうがない。





怖いくらい、猿の視線を感じます。





勇気を出してくるっと右隣を見ると、妙にでっかく見開いた目と、ばっちり目が合った。




「っぶっ!」



あまりにもすごい顔で、思わず吹いちゃった。





「何…どうしたの?」



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