憎悪と、懺悔と、恋慕。
その日、メールの返事は来なかった。
『別れない』と突っぱねられるわけでもなく、『何の事??』と白を切られるわけでもなく。
夕食の時も、お母さんはワタシに話かけもしなかった。
まぁワタシも、お母さんと目を合わせようともしなかったのだけど。
お母さんは、ワタシのメールをスルーした。
腹立たしくて、許せなくて。
それでも翌日、お母さんはいつも通りお弁当を作ってくれていた。
中途半端にしか反抗出来ないワタシは、何だかんだそのお弁当を鞄に入れる。
そんな自分にも、無性に腹が立つ。