憎悪と、懺悔と、恋慕。
負目。
 


 --------放課後、早速木崎センパイからLINEメッセージが来た。

 〔資料室に来て〕

 話す事なんて『ダメでした』以外ない。 わざわざ会って話さなくとも、LINEで事足りるのに。

 でも、行くしかない。 どうせ、逃げられない。

 気が乗らないと言うより、全然行きたくない為足取りは重い。

 歩きたがらない足を無理矢理動かし、資料室へ向かう。

 資料室の扉を開けると、木崎センパイは先に来ていて、窓の外を眺めていた。

 そんな木崎センパイが振り向き、ワタシに視線を向けた。

 とぼとぼ木崎センパイに近づき、昨日の経緯を説明。 と、言っても『母にメールで忠告しましたが、シカトされました』と言っただけだけれど。
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