臆病者のシーソーゲーム(仮)








見上げていた空から、

顔を目線を下ろして私に交わる目線。




一瞬にして、



周りの音が聞こえなくなった。










………違う。













周りの音がどうでもよくなったんだ。












私の息を吸って吐く音。


私の心臓の音。


それだけが体内から聞こえた。








 
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