着せ替え人形
チェック柄に、青のジーンズに着替えたタカさんがやって来た
正直、冴えないな。と思った
もうすでに、親父っぽさがある…
髪型は悪くないのになぁ。
近づいてから、行こっか。と言われた
うん、やっぱりこの笑顔がすき。
人は見た目じゃないよね
あれ?
「家そっちなんですか?」
郵便局を出ると、タカさんはすぐ右に曲がった
そして、あたしは左。
真逆やん!!
「うん。家、逆なんやね。」
何のためにあたしは待っていたのか…そう思ってると
「じゃあ、バイク置いてくるね。」
え?え?え?
タカさんは、バイクを置いてくると、私の家の方向に歩き出す
「もう少し一緒にいてもいいかな?」
「あ、はい。」
あたしは、自転車を押して歩いた