ヤマアラシと白ウサギ
君は・・・。

僕をさけるようになってしまった。

あれは・・いつものように君を守って戦っていた最中のこと。

僕が敵を威嚇していた時に、挟み撃ちにあって動揺した君は、うっかり僕に触れてしまったんだ。

僕は・・・。

僕は、君を傷つけた。

君を守るためのこの武器で、その柔らかな体に初めての傷をつけてしまった。
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