ヤマアラシと白ウサギ
冬支度をするために、僕は森へ出掛けた。
好物の木の皮に夢中になっていたら、赤ギツネが飛び掛かってきた。
だけどいつも通りに僕の勝ち。
自分を守るのはこんなにも得意なのに、何で。
僕はポタンと涙を零した。
違う。
僕は君を守っていたんじゃなかったんだ。
好物の木の皮に夢中になっていたら、赤ギツネが飛び掛かってきた。
だけどいつも通りに僕の勝ち。
自分を守るのはこんなにも得意なのに、何で。
僕はポタンと涙を零した。
違う。
僕は君を守っていたんじゃなかったんだ。