ヤマアラシと白ウサギ
訪れた雪
いつものように、日が昇って森に向かい、月あかりを避けるように巣穴に篭り、やがて朝が来る。
君を失ってから。
僕は虚無な毎日を、ただやり過ごしていた。
相変わらず、自分を守ることだけは得意だ。
・・一緒に過ごしたことは、なるべく思い出さないよう心の中にきっちり蓋をした。
何もかもがまるでなかったことみたい。
そうさ、この静かな生活こそが、元々のスタイルなんだ。
君を失ってから。
僕は虚無な毎日を、ただやり過ごしていた。
相変わらず、自分を守ることだけは得意だ。
・・一緒に過ごしたことは、なるべく思い出さないよう心の中にきっちり蓋をした。
何もかもがまるでなかったことみたい。
そうさ、この静かな生活こそが、元々のスタイルなんだ。