学園王子様は、俺様です。
__パシッ

「…何してんの?」



「き、き北村くんっ」




寝てると思って頬に触れたのに…




北村くんは、起きてたみたいで…あたしの手首をつかんできた。




つかまれてる右手が熱く感じる。






「なんで起こさなかった?」



北村くんは、からかうような顔をしてあたしを見ている。





…ドキン…ドキン…





ただ見つめられてるだけなのに…あたしの神経は電流が流れるように、反応する




「えと…起こしたんだけど…起きなくて…」



「なら、体揺すれば良かっただろ?」



「……っ」





た、確かに…。




そうすれば良かったんだ…




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