学園王子様は、俺様です。
いきなりの大人のキスに、どうしたらいいかわからなかったけど…
あたしが息苦しいのをわかって、北村くんはやめてくれたんだ…。
さりげない、優しいところ…やっぱり好き
あたしが北村くんを見つめていると…
「…お前、可愛いのな」
顔がほんのり赤い北村くん。
へっ…⁉︎ ま、また可愛いって⁉︎
…あたし、幸せすぎる。
「学校でイチャつけねーから。
でも、今のでかなりモチベーション上がった」
北村くんのその笑顔に釘付けになる
笑うと可愛いんだよね、北村くん。
「今、俺のこと可愛いとか思っただろ」
「へぇい⁉︎」
う、わ…なに今の返事⁉︎
嘘つきましたって言ってるもんだよ…!
…やっぱり北村くんには敵わない
「…からかうとか生意気なことしてんなよ?
…お仕置きだな」
「〜〜っ!」
北村くんはあたしを膝に乗せたまま、さっきみたいに後ろからギュッとした後
…あたしがついていくのがやっとな、大人のキスを落としてきた。