学園王子様は、俺様です。
…そして、1時間目が終わり……、
…2・3・4時間目まで終わった。
昼休み……。
「お昼って、お弁当?」
舞ちゃんに、そう聞かれる。
「うん。 お母さんが作ってくれたものだけど…」
「へ~っ!! いいなぁ…。 わたしの家、共働きだから…いつも購買のパンなの」
「あっそうなんだぁ…。 買いに行く??」
「うん、じゃぁ…ちょっと待っててね! あそこのパンおいしいからすぐ売り切れちゃうの、今走って行ってくるっ」
「あっ舞ちゃ……」
一緒について行こうか?って言おうとしたら、もう舞ちゃんは走って教室を出て行った後だった。
は、速い……。