学園王子様は、俺様です。
…へっ!!?
あたし、どうなってるの!!?
…すると、制服のリボンがスルッと外され…
あたしは、自分が押し倒されたことを、ようやく理解した。
「き、たむらくん…ストップーー!」
あたしは北村くんを押し返して、唇を離した。
「…んだよ。誘ったの朱里だろ?」
ニヤリと妖しい笑みをあたしに向ける。
そこで、自分から舌を絡ませたことを思い出し顔はゆでダコ状態に。
「ち…っ違う。あれは、誘ったんじゃないもん…」
「あんな積極的なことしといて、誘ってないとか言わせねぇよ?」
そう言った北村くんに、あたしは濃厚なキスをされる。
「俺ずっと朱里不足だったし、今ので充電完了」
ーードキっ
その笑顔…反則だよ…。
「あたしも…北村くん不足でした」
自然と思ったことを口にだすあたし。
「…なに? マジで襲われたいの?」
そんなあたしを、からかう北村くん。