学園王子様は、俺様です。




「正直だね。 そっか、でもまぁよろしくね」



「は、はいっ」



 北村くんは笑顔であたしの席から離れて行った。



 ふと、視線を感じて周りを見ると……



 クラスの女の子ほとんどがあたしを冷ややかな目で見ていた。




 え? 何かしたかな……?




 そう思ってると…



「朱里ーーっ ごめんねぇっ!! やっと買えたよぉ…」



 舞ちゃんが笑って走ってきた。




「うんっ お帰りっ!!」



「よし、食べよっか」





 …さっきの女の子たちの視線……なんだったんだろう??












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