学園王子様は、俺様です。
ーー放課後
「じゃ、デート楽しんでね〜☆」
「うん! 舞ちゃんありがとう。
ばいばい!!」
舞ちゃんにデート出来ることになったと言ったら「良かった…」って心から、あたしみたいに安心して、喜んでくれた。
…さてと。
今日は急いで支度したからあまり北村くんを待たせてないはず…
そう思って北村くんの席に目を向けると…
バッチリ目が合った。
ドキドキ…。あたしの心臓は、北村くんによって左右される。
ドキドキしたり、ドクンとしたり…。
「飯倉さん、行くよ」
「うん!」
クラスの子が何か言ってても、気にしないで北村くんの隣りを歩いた。
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玄関を抜けて、校門まで歩いてるとき…
なんだか人だかりが。
「…なんだろうね?」
「さぁ?」
あたし達はそんな人達を通り抜けようとすると…
「女の子が倒れてるー」
「すごい美人〜」
そんな声が聞こえてきた。