学園王子様は、俺様です。



ーー放課後



「じゃ、デート楽しんでね〜☆」



「うん! 舞ちゃんありがとう。
ばいばい!!」



舞ちゃんにデート出来ることになったと言ったら「良かった…」って心から、あたしみたいに安心して、喜んでくれた。





…さてと。




今日は急いで支度したからあまり北村くんを待たせてないはず…




そう思って北村くんの席に目を向けると…


バッチリ目が合った。



ドキドキ…。あたしの心臓は、北村くんによって左右される。



ドキドキしたり、ドクンとしたり…。




「飯倉さん、行くよ」



「うん!」




クラスの子が何か言ってても、気にしないで北村くんの隣りを歩いた。




***************


玄関を抜けて、校門まで歩いてるとき…




なんだか人だかりが。




「…なんだろうね?」


「さぁ?」




あたし達はそんな人達を通り抜けようとすると…




「女の子が倒れてるー」
「すごい美人〜」




そんな声が聞こえてきた。
< 321 / 410 >

この作品をシェア

pagetop