学園王子様は、俺様です。
お家に着いて、あたしはすぐに部屋に行く。
ーー♪♪
電話…。
あ、舞ちゃんから…
きっと、あたしを心配してるんだよね…
「はい…もしもし」
『朱里…っ 大丈夫なの!? 心配、したよっ』
やっぱり舞ちゃんに心配をかけてしまった。
「ごめんね…あたし、北村くんとは別れることになったよ」
悲しいけど…
別れたくなかったけど…
北村くんが好きだからこそ、別れるんだ…
『朱里は…いいの?』
「…うん。 もう心配しないで?
あたしは…大丈夫だから…」
『朱里が決めたなら、仕方ないね…
また、いつでも相談のるんだからね?』
「うん…ありがと…」
舞ちゃんとの電話を切り、あたしはベッドに寝ころんだ。
大丈夫…北村くんを好きになる前に戻るだけ…。
そう唱えながら…あたしは深い眠りについた…