学園王子様は、俺様です。
どこで食べるかオンナたちが話してる間に急いでパンを買う。
朱里の弁当…食いたかったな。
なんて思いながら。
「中庭で食べよう♪」
一人のオンナがそう言って、中庭で食べることに。
中庭から、うちのクラスが見える。
…あ…朱里…。
俺は食べながら朱里を見ていたら…。
ん? 一人…?
隣には笹木はいなく、朱里一人で食べていた。
…なんだ。
嘘ついてまで…俺と食いたくなかったんだ。
それに…朱里は弁当食ってたし…俺の分作り忘れたのも、嘘だと思った。
思っていた以上に落ち込む俺…。
こんなにオンナを好きだと感じるのは…那月でもなかった。
那月の時よりも…ずっとずっと朱里を想ってる、ということを思い知らされる。