学園王子様は、俺様です。


「はい、」



俺は目をつぶって待つ。



…ホントは薄目開けてるけど。



朱里は膝たちをして、俺の肩に手を置いた。


…なんか緊張すんな。



「…北村くん、目をつぶりなさいっ」



あ、バレてたか。



「…仕方ねーな」



俺が目をつぶった瞬間。


ーーちゅ



と、リップ音がなり…

触れるか触れないかぐらいのお子ちゃまなキスをされた。



俺はバッと目を開ける。




目の前には、恥ずかしそうに俯いて、顔を真っ赤にさせた朱里。




…可愛いけど、さ。



「俺はこうゆう大人のキスを求めたんだけど?」



そう言って、朱里の腰をぐいっと引き寄せ…



大人のキスを落とす。
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